心臓外科 心臓バイパス術後
糖尿病があり
手術のキズがなかなか 治らなかったTさん
最近は、大手術でも入院期間は短くなっており体調が悪くなければ、退院を勧められます。
Tさんも、キズは治りきっていないが体調は安定しているため早期退院をすすめられ
キズの処置は、ご自宅で訪問看護師がお手伝いすることになりました。
糖尿病は、簡単に言うと、血中や体中の糖の量が多いため甘いんですね
だからバイ菌が集まりやすく、化膿しやすいのです。
そのため、キズがなかなか治らないことはよくあります

退院日の様子です
傷口は白くなっており、膿のようなものが出ています。また周りは赤く炎症を起こしています
このままでは、キズ口が開いてしまう可能性が高く放っておくことは出来ません
痛みは我慢できる程度でした
ここから毎日、シャワーのあとに消毒の日々が始まりました
どんなに疲れていても、雨の日も嵐の日も、毎日です
イソジンシュガーという塗り薬を塗り、ガーゼをはります
一番の注意事項は、バイ菌を増やさないこと!
そのためには、毎日の消毒と血糖値管理が大切になります
血糖値管理の重要性
Tさんは、糖尿病の飲み薬だけ飲んでいました(インスリンで血糖コントロールされている方もいらっしゃいます)

2週間後の写真です
まだ、キズ口は汚く、周囲も赤く炎症を起こしています。
2週間もたてば治っても良さそうなものですが、糖尿病の方は、どうしてもキズの治りが悪いです
たとえ、消毒を続けても血糖値が高ければ、バイ菌が集まってしまうので、
食べるものに注意が必要です。
しかし、長年の嗜好は変わらず
どうしても甘い饅頭やクッキー、インスタントラーメンなど好んでおられました

さらに2週間後の写真です。
キズの汚いところが少しなくなって、赤い肉みたいな部分が出てきました
良い傾向です
2週間に1度は、病院に受診しており
継続的にデブリといって、汚い部分を削ってもらう処置をされていました
この痛みは、声をあげてしまう程の痛みだとTさんは仰っていました

さらに2週間後です
白い部分は、良い皮膚ではないので、まだまだ油断ならない状態です
このころには、日々の訪問看護師からのアドバイスもあり、食べ物にも意識できるようになってきていました
饅頭や菓子パンやインスタントを減らし、卵・肉・魚などの動物性たんぱく質を多く摂取されていました。また食べ過ぎにも注意することができていました
毎日の消毒の効果と、血糖値を意識できたことによってキズ口が開くことなく
バイ菌も増えることなく

退院より3ヶ月後にはここまでキズ口は
綺麗になりました
ここまでくると、一安心です
もちろん、血糖値が高くなるとすぐにバイ菌が集まってくることもあるので、
食生活には注意が必要です
その後は
これ以降は、ご自分で消毒します、とのことで
訪問看護の介入は終了となりました
連絡はないので、おそらくキズは悪化することなく良くなったのでしょう
もし、キズが完治するまで入院が必要だったと考えた場合は、3ヶ月以上の期間が必要だったでしょう
このように、訪問看護の介入によって、ご自宅で過ごせる時間が増え
さらに、日々のアドバイスなどによって
症状を悪化させることなく
過ごすことができます
mikakoro

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